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ウォーターフォールチャート

ウォーターフォールチャートについての説明と実装結果です。

ウォーターフォールチャート

ウォーターフォールチャートは、数字の増減をわかりやすく表現できるグラフです。見た目が滝のように見えることからこの名前がつけられています。

ウォーターフォールチャートでは正および負の値の累計が表示され、初期値からその累計値に到達した経緯を示す場合に役立ちます。

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一例を上記に示します。"実績"から"予測"までは、要因Cが減少要因で他は増加要因であることが一目でわかります。このように予測値などの最終目標となる数詞の根拠、構成などを直感的に可視化することができます。応答Yに対する加減算のため、初見の方にもわかりやすくプレゼンでよく用いられます。


ウォーターフォールチャートは財務指標の推移などでよく使われますが、チャートの期待値である増加/減少要因の説明はエンジニア職でも頻繁に要求されます。短時間で効果的に説明するという事は実務上必須のテクニックです。技術的な課題を非技術者に伝える責任があるエンジニアとしても、ウォーターフォールチャートは有用な可視化技術です。

ウォーターフォールチャート増減の配色

ウォーターフォールチャートではY軸の増減を可視化することが目的です。例えば応答Yが望大特性の場合は、増加項目を"増加"=青、減少項目を"減少"=赤などとすると分かりやすいです。望小特性の場合は逆です。

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Fig.2 配色

ウォーターフォールチャートではY軸の増減を可視化することが目的です。例えば応答Yが望大特性の場合は、増加項目を"増加"=青、減少項目を"減少"=赤などとすると分かりやすいです。望小特性の場合は逆です。

まとめ

今回紹介したウォーターフォールチャートは、こちらのツールに実装した結果です。