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ウォーターフォールチャートのカラーリング

ウォーターフォールチャートのカラーリングで遊んでみました。実装ツールも置いてあります。

ウォーターフォールチャート

ウォーターフォールチャートは、数字の増減をわかりやすく表現できるグラフです。見た目が滝のように見えることからこの名前がつけられています。

ウォーターフォールチャートでは正および負の値の累計が表示され、初期値からその累計値に到達した経緯を示す場合に役立ちます。

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ウォーターフォールチャートの配色

ウォーターフォールチャートではY軸の増減を可視化することが目的です。例えば応答Yが望大特性の場合は、増加項目を"増加"=青、減少項目を"減少"=赤などとすると分かりやすいです。

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色見は押さえた方が落ち着いた印象があるのと、映写での見にくさ軽減効果があります。

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ただしネットで見まわしてみると、必ずしも"増加"=青でなく、"増加"=緑なども見かけます。文化的な要素もある気がします。

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初期値や最終見込みはグレーの他、緑系が使われる例も多いです。

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ウォーターフォールチャートのグラデーション

棒グラフにグラデーションをかけることも考えられます。改善や悪化方向の明度を変えると改善や悪化の方向性が可視化できます。

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Y軸評価指標の改善・悪化方向が逆の場合は、グラデーションも反転できると良さそうです。

まとめ

今回紹介したウォーターフォールチャートは、こちらのツールに実装した結果です。