実験の心構え
G.ポリアの「いかにして問題をとくか」から問題解決のアプローチ方法を図示します。 G.ポリアの2.「計画を立てること」 未解決課題があるとして、G.ポリアの「計画を立てること」が大変参考になります。要約してみると下記のようになります。本書は問題解決…
言わずと知れたG.ポリアの名著「いかにして問題をとくか」です。柿内賢信訳の書籍表紙見返りには要約がついています。まずはそこから 「いかにして問題をとくか」の要約 有名な訳は以下です、ちょっと多いのであとで圧縮してみます。 1.問題を理解すること …
経験則の一つですが、パレートの法則について紹介してみます。 パレートの法則 パレートの法則は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則です。パレートは所得分布の不均衡を明らかにした際に、「社会全体の8割の富が2割の高額所得者に…
今回はシンプソンのパラドクスを紹介します。これもよく取り上げられる割と単純な話題なのですが、データ解析を行う上で基礎として知っておいた方が良いです。 シンプソンのパラドクス 例えば下記のような、解析対象group.1及びgourp.2について、実験条件A及…
XとYに相関関係が見られたとして、直ちにXとYに因果関係(原因と結果の関係)があると見なすのは危険です。問題意識を持っている人はともかく、コミュニティの全員になかなかリスクは伝わらないと感じます。 相関がある場合に考えられるケース AとBに相関が…
確証バイアスは認知バイアスの一種です。自説を支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のことです。 実験に従事する方々は、Wikpedia確証バイアスの"科学"に書かれている事柄は常に心に留め置くべきです。年齢が上がるにつ…
社会科学の分野において、トライアンギュレーション(triangulation)という言葉があります。日本語訳は、「三角測量」です。測量方法を表す言葉ですが、データソースや検証方法を複数化(複眼化)し、研究の妥当性を高める方法として考案されました。客観性を…