Engineering Skills

製品開発エンジニアがデータ解析のノウハウを垂れ流します

2021-01-01から1年間の記事一覧

ステップワイズ法

中心複合計画(Central Composite Design, CCD)やBox-Behnken計画(Box-Behnken Design, BBD) などで作成した計画は回帰分析により解析を行います。計画に用いた変数のうち応答に影響を与える変数を逐次求めるステップワイズ法を説明します。 回帰分析にお…

中心複合計画とBox-Behnken計画の比較

中心複合計画(Central Composite Design, CCD)とBox-Behnken計画(Box-Behnken Design, BBD) の比較をFDS/VDG plotを用いて行ってみます。 中心複合計画とBox-Behnken計画 中心複合計画では実験領域の頂点に置く実験点に加えて、星点(star point)と呼ば…

Box-Behnken計画

応答曲面のためのBox-Behnken(ボックスーベーンケン)計画を紹介します。中心複合計画のような2次以上のモデルのための計画ですが、効率的なサンプリングを行う側面があります。 Box-Behnken計画 Box-Behnken計画(Box Behnken, BBD)は1960年にGeorge E. P. …

内挿と外挿

内挿(interpolation)と外挿(extrapolation)について書きます。エンジニアをやっていると製品性能を推定する場面に出くわすことが多いです。この場合行っている事は、状況証拠を入力変数とし、自身の経験から構築したモデル式にこれを入力することによっ…

最適計画 - 各最適基準による計画の比較

応答曲面のための実験計画としてD最適などに代表される最適基準に基づいた最適計画を紹介しています。今回は、愚直に得られた実験計画を眺めて(比較して)みます。 各最適基準の比較 一例としてモデルは2次項、交互作用ありで、2変数5水準11試行のD,A,I,G最…

最適計画 - Variance Dispersion Graph(VDG)及びFraction of Design Space(FDS) plot

応答曲面のための実験計画としてD最適などに代表される最適基準に基づいた最適計画を紹介しましたが、得られた実験計画を評価する可視化手法があります。Variance dispersion graph(VDG)やFraction of Design Space plot(FDS)などです。 対象モデル 多項式近…

応答曲面法と最適計画

応答曲面法のためのサンプリング実験計画として中心複合計画があります。中心複合計画では実験計画範囲のみから実験点が決まりますが、実験計画範囲(計画点)とモデル式から最適基準を設けて、計算機支援で最適な実験計画を組む最適計画について述べます。D…

中心複合計画 - ツール

中心複合計画を作るツールを作成してみました。紹介します。 中心複合計画 中心複合計画は2次まで考慮した応答曲面法のための計画です。重回帰の予測精度が偏らないように、調整した実験計画が中心複合計画です。 メニューバー"DOE"から"Make Quadratic desi…