いかにして問題をとくか(2)
G.ポリアの「いかにして問題をとくか」から問題解決のアプローチ方法を図示します。
G.ポリアの2.「計画を立てること」
未解決課題があるとして、G.ポリアの「計画を立てること」が大変参考になります。要約してみると下記のようになります。本書は問題解決の技法を言い換えながら何度も別の表現方法で書き表しています。数学者がこのように書いているので、おそらく意図的なのでしょう。
類似/類推/関連/簡略化/一般化/特殊/部分 問題はないか
制約条件の変更(影響範囲)
未使用データ/不足データ/全て考慮したか?
課題自体の分解、一般化、特殊化、そして制約条件も分解してみる。手持ちのデータを使いつくしたか、反証/検証しつくしたか。
これを図示してみると、こんな感じなのではないかと思います。
原著には部分問題にしてみたり一般化してみたり、そういう事が書かれていますがそれは分かります。そして「条件の一部を捨てよ」とか「易しくして」のような表現があり、自分はこれがとても胸に響きました。実験系で考察を進めると実験誤差、測定器誤差、未成熟な評価手法にも出くわします。与えられた事実を全て満たさないケーススタディは実はとても重要です。
まとめ
G.ポリアの名著「いかにして問題をとくか」の「計画を立てること」に基づいて、思考方法を可視化してみました。やっぱり図にしてみたらとても良いと思うので改良、批判お願いします。